個人事業主がやるべき税務とは

こんにちは。兵庫県明石市の税理士、平太誠です。
「税務」とは、広義では「税金に関する一切の実務」と定義することができます。
では、個人事業主がやるべき税務とは一体どんな事務があるのでしょうか。

絶対にやるべき2つの税務

税金に関する事務については多岐に渡りますが、これさえやっておけば何とかなる!というものが2つあります。

それは、
①いくら儲かったかを計算すること
②計算した結果を申告・納税すること です。

とにかくこの2つをしなければ、後々面倒なことになり、罰則もあります。
いくら儲かったか計算するには、帳簿を作成する。
申告・納税するには、確定申告書を作成し、税務署に提出するということになります。

儲けを計算するには何が必要か

いくら儲かったのかの計算は、いたってシンプルです。
売上ー経費=儲け です。
細かく言うといろいろなルールはあるわけですが、基本的にはこの式になります。
また、売上の計算、経費の計算が記載されたものを「帳簿」と言います。
つまり帳簿をしっかり作ってさえいれば、儲けを簡単に計算することができます。
帳簿の作り方は様々ですが、多くの方がエクセルか会計ソフトを使って作成しています。

確定申告をするためには何が必要か

確定申告するためには、何が必要でしょうか。
特に何も用意するものはありません。申告のためのソフトを買う必要もありません。
国税庁が提供している「確定申告作成コーナー」で申告書の作成・提出ができます。
オンライン完結で、税務署に出向く必要はありません。もちろん無料で使えます。
帳簿を基に計算した内容を転記するように入力して、申告書を完成させるイメージです。
会計ソフトを利用する場合、確定申告機能が付属していることもあるのでそれを使って申告することもできます。

日々、帳簿をしっかりと作成することに注力し、申告の時期にはその帳簿を元に申告書を作成する。
この流れを毎年繰り返します。

個人事業主が負担する税金の種類

個人事業主が負担する税金の種類は下表のとおりです。
5種類あるわけですが、自分がやるべきことは「税務署に確定申告をする」のみです。
住民税や事業税などは、税務署に出された確定申告を基にして、自治体が勝手に計算をしてくれます。
そして、計算結果とともに納付書が送られてきますので、期日までに納めるという流れになります。

(税金の種類と手続き)

種類 手続き
所得税 税務署に確定申告書を提出
住民税 特になし
個人事業税 特になし
社会保険 特になし
消費税(該当者のみ) 税務署に確認申告書を提出

 


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