【税理士試験】1年で簿財同時合格するために必要なこと①

こんにちは。兵庫県明石市のひとり税理士、平太誠です。
税理士試験は毎年、8月上旬に行われます。今年(令和7年)は8月5日からスタート。

受験生はいよいよ最終確認、追い上げの時期といったところでしょうか。
私は、5科目合格のいわゆる官報合格者ではなく、簿記論、財務諸表論のみの受験です。
なので全く偉そうなことは言えませんが、いちおう1年で2科目、1発合格しました。
私が受験勉強において実践したことを紹介したいと思います。

大手資格学校の講座を必ず受講すべき

まず、税理士試験を受験するにあたって、最初に迷うこと。
それは、独学でやるのか、講座に申し込むのかです。
私は、まず知人の勧めるとおり大手資格学校の講座を受講することにしました。
理由は、多額の受講料を払って自分を追い込みたかったからです。飽き性なもので。
ただ、実際受講した後は、いろんなメリットがあることに気づきました。理由を書いてみます。
(決して資格学校の回し者ではありません。)

ご存知の方も多いかもしれませんが、税理士試験は相対評価によって合否が決まる試験です。
合格基準はおおむね60点以上とされていますが、60点以上とったからといって必ず合格するわけではありません。
実際には、他の受験生の点数によって、その年の合格点が左右される仕組みです。
こういった相対評価の試験における戦略として最も重要なのが、「多くの受験生が正解する問題を、確実に正解すること」です。
言い換えれば、「みんなが取れる問題を落とした時点で、不合格になる可能性が一気に高まる」ということです。
では、ここでいう「みんな」とは誰のことでしょうか。もちろん広義にはすべての受験生を指します。
しかし、狭義な意味では、「大手資格学校の生徒」こそが、合否を左右するボリュームゾーンだと思います。
税理士試験は、はっきり言って、大原さんやTACさんといった大手資格学校の生徒たちの戦いだと感じます。
分母が圧倒的に多く、その動向こそが「相対評価」の基準を作っていると言っても過言ではないでしょう。
結論として、大手資格学校の生徒と同じカリキュラムをこなして、同じレベルに立つことがまず必要です。
その上で、「大手資格学校の生徒が正解する問題は、必ず正解すること」が合格への最重要ポイントだと言えます。
私の経験談で言うと、各学校には毎年、試験直前対策として、試験予想問題の講座があります。
私の受験した年は、大原さんのこの直前講座で予想された問題がけっこう出ました。
こういったことがあると、かなりのアドバンテージを得ることができますし、逆に独学の場合はとんでもなく不利になってしまいます。

税理士試験は、たとえ1科目だけであっても、長期にわたって計画的な学習が求められる試験です。
そのため、1秒でも多く勉強時間を確保することが大切です。
しかし、独学で取り組む場合、勉強そのもの以外のことに時間を奪われるリスクがあります。
たとえば、
・分からない用語や問題の解説を自力で調べる
・試験範囲や出題傾向、勉強方法を自力で調べる
・本試験の時間配分や解き方を模索する
・学習スケジュールの立て方に迷い、時間を浪費する
といったように、「調べること」や「判断すること」に多くの時間と労力を割いてしまい、肝心の試験勉強に集中できません。
このあたりを全て、大手資格学校に任せてしまえば、勉強時間をしっかり確保できるだけでなく、合格するための計画やノウハウを全て吸収できますので、合格率は必ずアップします。

個人差があるかもしれませんが、私の場合、資格の学校にめっちゃ高い受講料払ってんだから絶対合格すると燃えてました。
支払った元を絶対取らなければ!ということです。卑しい性格ですので。
あと、大手資格学校の場合、定期的に学力テストのようなものがあり、自分の順位、現在地が把握できるのです。
そこで成績が悪ければ、これもやはりプレッシャーとなり、自分を追い込むことができるでしょう。

まとめ

税理士試験の勉強方法について、様々な選択肢がありますが、私としては大手資格学校一択です。
実際に受講してみて、合格まで一直線のラインがしっかりと引かれていて、導かれるように勉強していたなという感想です。
金銭的な問題はもちろんあるのですが、必要な投資と考え、必ず受講されることをオススメします!(くどいですが回し者ではありません。)
今では通信講座が主流です。教室に通う必要は全くないと思います。通う時間すらもったいないですから。

後日、つづきを書きます。